受験対策と試験の合格!TOP > 頭を鍛える方法とは?〜これで頭が良くなる! > 記憶力を高める方法って?〜記憶術や暗記法ではない、脳バージョンアップ法

記憶力を高めるには?

■正しい受験対策の方法がわかります!
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記憶力を高めることができれば、受験対策もずいぶん楽になります。
そんなことは可能なのでしょうか?結論からいえば可能です。

ふつう何かを覚えたいというとき、語呂合わせとかイメージ法、連想法などの「テクニック」が使われます。しかし、そのようなテクニックの場合、歴史の年号など、「数字が関係したもの」にしか効果を発揮できないという欠点があります。

難しい司法試験の条文を丸暗記したいとか、医師、看護師、一級建築士、不動産鑑定士、司法書士、行政書士といった難関資格試験のためにテキストをマスターしたいというとき、ごろ合わせやイメージは、なかなか適用できません。

そういった場面は、中学・高校の受験や、大学センター試験を目指す学習でも多々あると思います。このようなときは、細かい記憶術や暗記法といわれるテクニックが適用できないため、あなた自身の記憶力を大幅に高める方法をとる必要があります
そのやり方とは、以下のようなものです。
  • 場所を意識する
  • 動きを取り入れる
  • 時間制限をもうける
  • 音読する

上記に共通している脳の部位は、脳の奥深くに位置している大脳辺縁系にある「海馬」や「扁桃体」。そして判断力や思考力を司る「前頭葉のワーキングメモリ」。

とくに海馬と前頭前野のワーキングメモリの2つをバージョンアップすることが、記憶力を高める方法の基本となります。


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まず勉強場所を工夫することが、記憶力を高める方法の第一番です。
いつも同じ場所でばかり受験勉強をしていると、海馬がマンネリ化してきます。するとシータ(θ)波が発生しづらくなり、記憶力・集中力が低下してしまいます。

人は初めて行くような場所では、好奇心が最大化し、海馬からシータ波が発生するものです。これは、海馬が初めて見る場所を記憶しようとするから。そのため、そのような場所でつねに勉強すれば、おのずと記憶力が高まるのです。でも毎回、初めての場所を探すのは大変でしょうから、いくつか勉強場所を探しておき、ローテーションで移動するとよいでしょう。

つぎに記憶力を高める方法として、体を動かすやり方があります。
激しい運動である必要はありません。有酸素運動ほど息を弾ませる必要もありません。
ちょっとした体の動きで十分です。

たとえば立ったまま勉強してみる。そのほか部屋のなかを、ゆっくり歩きながら英単語を覚えてみる。そのほか、貧乏ゆすりも意外に有効だったりします。指でリズムをとりながら、というのも面白そうです。

英単語や難しい漢字を何度も書くことも、体を動かすことになります。
英単語を書くときは、目で見るだけではなく、手からの情報も脳に送られます。記憶するときは、できるだけ多くの感覚を連動するほうが覚えられるのです。

体を動かすことで、海馬からシータ波が発生します。
体を動かすということは、天敵から逃れたり獲物を追うさいに行うことが多くなります。敵に捕まれば命にかかわり、獲物を逃せば、これまた命にかかわります。天敵に遭遇したら、その場所を記憶に焼き付けなければなりません。人間の大脳辺縁系には、そのような原始的な記憶が残っています。そのため必然的に、体を動かすと記憶力が高まるのです。

 


つぎに記憶力を高める効果的な方法として、時間制限をもうけて勉強に取り組むというやり方があります。心理学で言うところの締め切り効果ですね。人は、自由に時間が与えられていると、どうしても集中力が鈍ってくるものです。集中力と記憶力は比例の関係にあります。

試験前になると、普段は出てこないような集中力を発揮できるものです。そういうときは、記憶力も倍増しているのではないでしょうか。仕事でも、締め切りが近いと、最大の集中力が出てきます。いってみれば火事場の馬鹿力。

人は適度な緊張を感じると、大脳辺縁系にある扁桃体が興奮。
そうすると、すぐ隣にある海馬を活性化してシータ波が発生します。その結果、LTP(長期増強)という現象が起こります。LTPとは神経線維の形が、刺激がなくなった後でも長期にわたって、そのまま持続する現象。これこそが脳の可塑性であり長期記憶です。

扁桃体が興奮すると、このように海馬に信号を送り長期増強を起こしますが、同時に前頭葉にも信号が行き、やる気や集中力を高めてくれます。適度な緊張感は、受験勉強ではいいことづくめなのです。

タイムプレッシャーを与えること以外にも、ちょっとした空腹感があるときや、ちょっと寒いようなときも扁桃体が活性化して、適度な緊張感を感じるものです。なので朝食前とか夕食前など、勉強時間を工夫することも、記憶力のアップに役立ちます。

適度な緊張感を別の表現で表すと、「感情の興奮」ということになります。なので、達成感やうれしいこと、楽しいこと、感動すること、そういった感情も記憶力を高めてくれます。扁桃体は喜怒哀楽を起こす元の部分だからです。子犬を見て「かわいいなぁ」という感情も、注意力を高めることがわかっています。

 


最後に記憶力を高める方法として、音読を挙げたいと思います。
これはかなり強力です。書き取りと同じように、音読も口やのどを動かします。そのために海馬からシータ波が発生しやすくなります。

しかし音読の効果はそれだけではありません。
語呂合わせに対応できないような、弁護士の司法試験の条文のようなものでも、声に出して音読することによって、頭に残りやすくなります。これは、記憶力が高まっている証拠。

音読しているときは、目から脳へ情報が送られるだけではなく、耳からも自分の声が入ってきます。たんに黙読するだけよりも、圧倒的に情報が脳に入ってくるのです。それだけ海馬を刺激できるということ。

 


ここで最強の「記憶力を高める方法」を述べましょう。
それは、今まで述べたことの組み合わせです。

たとえば部屋のなかを歩き回りながら、テキストを手に取り音読する。
そのとき朝食や夕食前の「空腹時」であれば、さらに扁桃体が興奮します。また時間制限を設ければ、さらに効果倍増です。

ただし喫茶店や図書館では、ぶらぶら歩けないし音読もしづらいので、その点は要注意です。そういったときは指でリズムを取ったり、貧乏ゆすりという「奥の手」もあります。また声に出せないときは、効果は落ちますが、ヒアリングという方法もあります。目で見るよりは耳から聴くほうが、記憶に残りやすくなります。

以上のように、細かい記憶術や暗記術といったテクニックを使わずとも、日常のなかで、しかも無料で、記憶力そのものをバージョンアップさせることは可能なのです。


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【補足】記憶力を高める音楽や食べ物といったものはあるのでしょうか?音楽を聴くと記憶力がアップするといわれる理由を考えてみたいと思います。まずモーツァルトやベートーベン、チャイコフスキー、シューベルトなどのクラシック音楽を聴くと、脳からアルファ波が発生します。このとき脳がリラックスします。そうすると、そのあとにシータ波に移行しやすいのです。いらいらしているときや勉強のやる気が出ない時というのは、ベータ波の状態。この段階からいきなりシータ波に持っていくのは無理があるため、まずはアルファ波になり、段階的に集中していきましょう、ということなのです。ですからリラックスしてアルファ波を出したとしても、そのあと何もしなければ何にもなりません。ただ眠くなるだけなので要注意です。睡眠の直前の脳波がアルファ波だからです。
つぎに記憶力を高める食べ物はあるのでしょうか?結論からいえば、あまり栄養素に頼らないほうがいよいでしょう。マグネシウムとかギャバとか、大豆レシチンとかが有効といわれていますが、本文で書いたような即効性はのぞめません。多少は働きが良くなるという程度です。
記憶力を高めるにはトレーニングや訓練をすることも大切です。本文でいえば、日ごろから音読のトレーニングをして、前頭葉のワーキングメモリを鍛えておくことです。小学校でするような簡単な計算も、ワーキングメモリの訓練にいいと言われていますね。そのほかガムなどを咀嚼する(よく噛む)ことによって、海馬の血流がよくなり、海馬の歯状回にある顆粒細胞を増殖できます。そうなると海馬が大きくなってきます。記憶力が低い人は、ひとつには海馬全体が小さいということが考えられます。ストレスは海馬に打撃を与え、委縮させるので、できるだけ過度なストレスを受けないことも大切です。逆に海馬が発達して大きくなれば、ストレスを「記憶」できるようになり、ストレスに負けないようになります。別の言葉で表現すれば、「ストレスを記憶できる」ということであり、「場馴れする」ということです。