受験対策と試験の合格!TOP > 学習の相談室〜勉強につきものの悩みを解決! > 夜の勉強効率は高い?〜朝と比較して、はかどる?

夜に勉強することの効果とは?

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夜の勉強には、いくつかのメリットがあります。
しかし、絶対に夜に学習すべきと言うわけではありません。

人には生活リズムというものがあります。
次の朝、仕事や学校で早いのなら、早めに寝るべきでしょう。もし夜更かししたら、それこそ睡眠時間が短縮されて寝不足になってしまいます。

反対に、夜型の生活リズムの人で、翌日は遅く起きてもいいというかたなら、夜中や深夜は絶好の勉強時間となります。その静けさが、集中力に拍車をかけるという人もいます。しかし集中できるのは、雑音が少ないのもそうですが、起きているのは自分だけだと「想像」することで、より集中できるのかもしれませんね。

朝も夜も、どちらも勉強時間としては、メリットがあります。
朝や午前中というのは、記憶が整理されたあとなので、理解学習に向いています。そのためテキストを読む学習に向いているかもしれません。

それにたいして夜の勉強は、記憶学習にむいています。
記憶したいことを朝や午前中にもってくると、昼間以降に入ってきた情報によって上書きされがちです。でも、夜に記憶や暗記ものを持って来れば、そのあとは寝るだけですから、記憶の干渉を受けづらいのです。

また、夜の勉強のあとにすぐ睡眠をとるようにすれば、学んだことが寝ているとき定着しやすくなります。

ふつう記憶というものは、時間がたつほどに薄れていきます。
エビングハウスの忘却曲線という実験結果によると、学んでから20分たったころには、もう42パーセントも忘れてしまうといいます。ですから、夜の勉強で記憶したあとは、すみやかに布団に入った方がいいわけですね。これぞ、本当の睡眠学習!

また記憶というものは、お互いに干渉しあう性質があります。
ですから夜に勉強するさいも、あまりに長時間、連続して記憶学習をしないほうがよいかもしれません。

短時間にしぼって、英単語の記憶とか歴史の年号の暗記などをすべきです。そうしないと最初のほうに覚えたはずの事項が、あとから入ってきた情報によって干渉されたり、上書きされる危険があります。

このように夜の勉強は、記憶したい教科を優先的に持ってくるとよいのです。
朝に記憶学習をした人は、そのままだと寝るまでに半分以上を忘れてしまうので、寝る前に、朝学んだことを、もう一度復習することをオススメします。そうすると反復学習の効果と睡眠学習によって、かなり記憶に定着しやすくなります。

 


夜の勉強は、このように記憶学習がむいていますが、そのほかに漢字や英単語のスペルの書き取りなど、体を使った勉強もむいています。

夜は副交感神経が優位になって、アルファ波が主体になっています。
そのため、だんだん眠気が出てくるわけですが、運動をともなった学習をすることによって、血行がよくなり脳の血液循環が活発になります。手からの刺激は、神経経由でも頭頂葉にある体性感覚野を刺激して、脳を目覚めさせます。

ただ教科書や受験参考書を黙読(あるいは速読)するだけでは、眠くなってくるものです。このような学習は朝や午前中、昼までに終えるべきです。

そして夜の勉強は、記憶関係や書き取りにすべきです。過去問を解くことを中心にしてもよいでしょう。もちろん夜型の人の場合は、12時ごろでも目が冴えていますから、その前後にテキストの読みをしても問題ないと思います。しかし、「寝る直前」に記憶学習をもってきたほうがよいという原則は一緒です。

注意すべき点として、夜の勉強をやりすぎるとドーパミンが分泌されて、興奮して寝付けなくなる可能性があります。先ほど記憶の干渉を防ぐためには、勉強時間を短めにすべきと言いましたが、興奮のしすぎによる不眠を防ぐためにも、寝る前の学習は短時間で済ませたほうがよいでしょう。

 


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【補足】夜の勉強場所を気にするかたが、たまにいます。それにたいして回答すると、自宅の机で学習すれば、そのあとすぐにベッドへ直行できるので効果的な睡眠学習となります。もしこれが、ファミレスとかカフェとなると、カフェインをとったり移動の時間がかかるので、そのあとスムーズに寝付けないのではないでしょうか。煌々とした照明の問題もあります。カフェインは目覚めの効果がありますが、4時間は体内に残り、交感神経を優位にさせます。その間、寝付きづらくなります。
夜に眠いのに勉強をしようとすることは、お勧めできません。眠気があるということは、脳からの「睡眠をとりなさい」というサイン。この信号を無視して学習しても、頭に入ってこないのではないでしょうか。記憶学習ならまだしも、理解学習ともなると、文字の上に目を走らせているだけの結果ともなりかねません。前頭葉のワーキングメモリの働きが鈍っているからです。夜の勉強のほうが、はかどるという人はいいでしょうが、遅ければいいわけではありません。あなたの生活リズムのなかで、「寝る直前」を活用して記憶学習をすることが大切なのです。
夜の勉強方法としては、眠気を払しょくするために、できるだけ立ったままとか、部屋を歩きながらがいいでしょう。このほうが運動を伴って脳に血液がいくので、眠気が吹き飛び集中できます。