受験対策と試験の合格!TOP > 勉強のやり方と極意を知って、効率よく学習しよう! > 勉強ノートの作り方と注意点〜整理されたノートは美しい

勉強ノートのメリット・デメリット

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勉強ノートを作成することは、受験勉強をしていくうえで、あなたの理解と記憶を助けるツールになります。ただし大前提として知っておいてほしいのはノート作りは諸刃の剣ということです。

正しく勉強ノートを作り、活用すれば、それは最高の受験対策となります。
いっぽうで間違ったノート作りをしてしまうと、それは高校受験や大学受験、そのほかの資格試験への合格から遠のいてしまう結果となります。

まず、勉強ノートは何のために作るのか?ということです。
  • 先生や講師の板書を書き留めておくため
  • 理解を促進するため
  • 記憶しやすくするため

この3つ以外の理由はありません。
まず一つめですが、学校や予備校で黒板に書かれたことを記録するために、ノートをとります。その場で記録しなければ、やがて消されてしまうのでノートをとるわけです。当然と言えば当然のことですが・・・。

 


勉強ノートを作成する2つ目の理由は、理解の促進です。
受験対策のテキストや教科書を読んでいると、細かい事項が次から次へと書かれているので、どうしても詳細にばかりに注意が行ってしまい、全体を俯瞰しづらくなってしまいます。細かいことにとらわれて、概要理解が困難になるのです。

また多くの事柄が書かれていると、どれが一体重要なことなのか、また、それらの相関関係はどうなっているのかを、つかみづらくなります。

そこで勉強ノートの登場です。
理解を促進するためのノート術は、できるだけ簡略化して、全体の流れがわかるようにまとめることです。フローを書くわけですね。そのさい図示するようにすると、より理解が進みます。左脳ばかりの学習に、右脳的要素を導入するともいえます。

そのようにして簡略的にノートにまとめることによって、あなたの頭のなかにある知識がすっきりと整理されます。そうすると霧が晴れたように理解ができるのです。極端な例では日本史でいうと、まったく知らない人が学ぶ場合、ノートに「縄文時代→弥生時代→鎌倉時代・・・」というように大きめの字で書いていくということです。

概要理解はパズルボードを手にするようなものです。
いっぽう、細かい知識はパズルピースです。ボードがなければ、手に持つピースの量が増えるだけで、やがて限界がきてしまいます。

そこでまずは概要理解をすることによって、全体を俯瞰し、パズルボードを手にするのです。そのような状態であれば、どんどん細かい知識(パズルピース)を置いていけます。

勉強ノートには、このように、パズルボードを作成する役割があるわけです。細かいことは教科書や参考書にまかせておけばいいのです。もっと概要的なことをノートに書くわけです。これがノートの役割です。

 


さて勉強ノートを作る3つ目の理由として、記憶しやすくするためでもあります。
もちろん、テキストや教科書のなかで、覚えるべき個所に蛍光ペンや赤ボールペンで下線を引くことでも目立たせることができます。

しかしテキストが分厚かったり複数冊にわたる場合、あるいはネットなどからも情報を収集する場合は困ることになります。あとになって重要事項を確認したくなったとき、あちこちに目を通さなければならなくなるからです。

そこで、いろいろな情報源に書いてあった重要事項を1冊のノートにまとめる。ここにも学習ノートの存在意義があります。重要なことや必ず記憶すべきことは、その1冊を見れば事足りるわけです。このようにしておけば、自宅の勉強机の前だけではなく、電車の移動中にも復習をすることができます。

重要事項だけを書き留めたノートを何度も見るだけで、復習ができるので、それだけ短期記憶が長期記憶に変換されやすくなります。記憶するためには、対象のものに興味を持つことも重要ですが、入試試験の勉強は、たいてい面白くない内容です。そういったときは、いかにして覚えるべきことを反復するかにかかっています。

以上のように勉強ノートを作ることは、記録するため、理解をうながすため、記憶しやすくするためという3つの理由があるわけです。

 


最後に、やってはいけないこととして、テキストなどを丸写しするような作業があります。自分で考えて文章を短くするとか、図示するというのではなく、そのまま写すような勉強法です。これこそ時間の無駄なので注意しましょう。

そんなことをするくらいなら、普通にテキストを何度も繰り返し読むべきです。教科書や受験参考書を丸写しする人にかぎって、それで満足してしまい、二度と復習しようとしません。このような心理状態を代理満足といいます。

これでは「勉強をやっているつもり」であり、実質的には全く学力アップ・偏差値アップにはつながっていません。(中間・期末テストでもそうですが)受験勉強においては、自分の理解と記憶量を向上させなければ意味がありません。つねにそこに目を向けて、それらの数値がアップしているかを自分に問うべきです。

正しい勉強ノートの作り方・書き方は、参考書などを丸写しするのではなく、自分の言葉で書くということが基本です。もちろん学校の板書は写すわけですが、それはまた別です。ただ板書の場合でも、そのときに自分が感じたことなどの感想や印象を、メモ程度に書き添えておけば、あとから見直したときに思い出しやすくなります。これによって感情を活用した扁桃体学習が可能になります。

授業中に先生が言った、ちょっとした冗談をメモ程度に書き留めている人もいます。そうすると、あとから読み返したときに、「ああ、あのとき先生が冗談をいったところだな・・・」というように経験を味方にできます。これこそエピソード記憶学習法です。

勉強ノートは諸刃の剣。丸写しして勉強したつもりになってしまえば、時間も無駄ですし、実力もつかないということになります。どうせノートを取るなら、理解と記憶を向上させていくようなツールに仕上げていきましょう。

 


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【補足】勉強ノートは中学受験や高校受験、大学センター試験に役立つだけではありません。資格試験にも重宝します。ただ独学でノートを作成する場合は、板書を記録する必要はないので、理解と記憶のためだけに作成することなります。
弁護士や看護師、医師、一級建築士、司法書士、行政書士、弁理士、税理士、地方・国家公務員、不動産鑑定士、ファイナンシャルプランナー、薬剤師などなど、いろいろな資格があります。それぞれの受験対策用の参考書を見ると、小さな字でびっしりと書かれています。それらを一から読み進めていくわけですが、そうすると細かい部分は把握できても、今度は全体が霧がかかったように分からなくなることがあります。詳細と全体理解は反比例するわけですね。そういったときに勉強ノートは重宝します。全体の地図を書くようにして概要をまとめるわけです。ナビゲーションやGPSでは、上空から俯瞰して現在地を示しますが、そのようなイメージです。勉強ノートで概要をまとめることは、GPSの役割を果たすわけです。勉強を進めていって、また現在地がわからなくなったら、概要をまとめた勉強ノートに戻る。そしてまた細かい部分を学んでいく。この往復作業といえます。本で言えば目次のような役割を果たします。
そのほか英語や韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語などの語学でも、勉強ノートを作っておくと重宝します。そのさいも英単語などを書き写すだけというのは戒めるべきです。そうではなく、もしノートに書くとすれば、同じ種類の単語だけをまとめたり、反意語だけを集めたり、同じシチュエーションでよく使われる単語をまとめて書くということがよいでしょう。
世間では東大生の美しいノート術などの本が流行していますが、美しく書くことばかりに気を取られると、内容理解が乏しくなりがちです。まあ、美しく見えるということは、整理されているということでもありますが・・・。整理して書くには、理解しなければできません。そこを分からずに、表面だけまねをして、ただきれいに書こうとするだけでは、自己満足におわってしまいます。美しく書くことの本義は、文字が美しいことではありません(もちろんきれいな字に越したことはないですが・・・)。レイアウトを意識したり、色付けに意味合いを持たせるということ。そうすればあとから読み返したときに、考えなくてもパッとわかります。左脳的処理とともに右脳を使った勉強ができるわけです。ノート作りも楽しいものですが、間違った方向にそれてしまう危険も秘めていることだけは忘れないようにしましょう。